クラピア k7はお庭の超優秀グランドカバー
こんにちは、ミズ―です。
今回は、試行錯誤の末に超優秀なグランドカバー「クラピア k7」でお庭がきれいに整ったうえに管理が劇的に楽になったお話です。植えてから2年目の現在、実際に感じたリアルなクラピアk7のメリット・デメリットも併せてお伝えします!
※前回 頑張って低予算の庭付き賃貸物件を見つけた時の話はこちらです。念願叶ってのお庭でしたが、ちゃんと対策をとらないと管理が大変なのですね・・
クラピア k7で美しい庭に!劇的ビフォーアフター
雑草だらけの庭・・虫もすごいし、すぐボーボーになる(before)
念願だった庭(マンション1階の専用庭・26㎡)付きの物件に引っ越したのはよかったのですが、当時の庭は途方に暮れるほど雑草がぼうぼうに生い茂っていました。
庭で呆然としている私たちに向かって、
上の階に住んでいるおばあさんがベランダから身を乗り出して
「すごいでしょーお庭!よかった!人が入ってくれて!」とうれしそう。
で、その当時のお庭の様子がこちら↓
ドン!
[before]
じゃーん・・・
ご覧の通り、雑草のジャングルでありました。
2ヶ月前に物件の内見に来たときは短く刈られていたので、雑草はわずか2か月でこんな風になってしまうのか!と驚きました。これは管理が大変そうだと改めて自分の考えの甘さに気づいたのです。
ところで両側のお隣さんはこんなお庭どう管理してるんだろう?と参考にベランダからチラッと拝見したところ・・
●右隣→草がぼうぼうになったら定期的に除草剤を撒いて枯らしている
●左隣→雑草除けの黒い除草シートを完全に敷き詰めて黒い庭になっている
とにかく雑草に手を焼いて、お手上げ状態な感じっぽい・・
私の夢見るお庭ライフはそこにはありませんでした。
お庭を早くきれいにしたいと思いつつ、ガーデンなんていじったことのない私だったので
子育てに追われて7か月間根本的な解決策を見いだせずにいました。
その間は、伸びた雑草を切ったり引っこ抜いたりする対処療法に追われる日々・・
雑草が生い茂ってるから蚊が本当にすごいし(20分で50個以上刺される!)、刈っても刈ってもすぐ伸びるからすぐにまたやらなきゃいけないのです。苦痛!
雑草との格闘ループはもうごめんだ
早く庭をノーメンテナスに近い形にしたい!
クラピアk7をグランドカバーにしてきれいな庭に!(after)
というわけで、
「管理に手間のかからない(←ここ重要)芝スペース」&「家庭菜園」
という庭を目指して、春に重い腰を上げてやっと春ごろに庭の整備を始動することにしました。
最初のうちはグランドカバーは芝でやろうと思っていたのですが
一般的な普通の芝を植えてしまうと頻繁に刈ったり、エアレーションしたり、サッチングをしたりなど管理がかなり大変そう。
小さい子ども二人がいるので、そんなに手はかけられない・・
というわけで、リサーチした結果
管理が楽な高麗芝「TM9(ティーエムナイン)」と、イワダレソウが品種改良された「クラピア K7」との二択に絞って検討しました。
そして迷った挙句、私が採用したのは「クラピア K7」です!
(クラピアk7と高麗芝TM9の比較はまた別の記事でまとめますね。)
そして、現在(11月)の庭の姿はーーー↓
ドン!
[after]
ちょっとした小楽園になりました!
とにかく私にとっては管理に手間がかからないということが重要ポイント。
ホントに手間がかからず楽!
そして一坪の家庭菜園も作りました。
ガーデニング未経験の私が、雑草ぼうぼうのお庭をきれいにすることができて大満足です。
お庭が整ってからは、二人の子どもが頻繁にお庭で遊ぶようになりました。
頑張ってよかったなあ!
↓我が家のクラピア1年間の成長記録も合わせてご覧ください!
クラピアk7を庭のグランドカバーにしたデメリット
私が実際にクラピアk7を植えてみて感じたリアルなメリット・デメリットをまとめてみました。
まずはデメリットから。
1→はクラピアk7特有のデメリット。
2~5→はクラピア全体としてのデメリットです。
1・クラピアk7は「一面の花畑」にはならない。
クラピアk7は花の数が少なく改良されているので、グリーンの庭を望む人にとってはメリットなのですが、お花を楽しみたい人にとっては少し物足りないかもしれません。クラピアS2やk5であれば一面に花が咲くのでそちらを選んだほうがよさそうです。
とはいえk7でもある程度は咲くので、お花のかわいさにも触れることができて私的には満足しています。
2・すごくきれいに庭を保とうとすれば手間がかかる
雑草は割と普通に生えます。クラピアの背丈と同じくらいの低さで抜きにくい雑草もあったりして雑草ゼロを目指すとかなり頻繁に抜かないといけません。
そしてクラピアは成長スピードがとても速いので、すごく美しいお庭を目指そうとすると年に数回は刈る必要があると思います。
こまめに刈りこむほどクラピアの葉が密に生えてきれいに見えます。
さらに、クラピアは刈り込みをしなさすぎると病気になるリスクが高くなります。
我が家でも2年目についに病気になりました。
ネットでよく見るような雑草が少しも生えていないような一面クラピアの美しいお庭は結構手間をかけているはずです。
ちなみに、私はそこそこでいいというタイプなので、明らかに目立つ雑草以外は見て見ぬふり。全体の刈込は年2回(一回目は一部のモサモサしてるところだけ+二回目は全体)です。
3・冬のクラピア休眠期の姿はいただけない
クラピアは冬になって寒くなると全体が茶色になります。
冬はランナーが目立って地面を這っているいるように見えるので、あまりきれいとはいえません。
私の住んでいる神奈川県の場合は11月ごろから少しずつ茶色になり、12月終わりには完全に茶色。3月になると少しずつ緑になり、4月でおおかた緑になります。
4・日が当たらないところではあまり育たず、徒長して立ち上がってモサモサになる
クラピアは、日向であれば乾燥してようがなんだろうがすくすく育つのですが、日陰は全然育ちません。
ひょろひょろーとランナーばかりが目立ち、しかも立ち上がります。
うちは階段の下が日陰になっているのですが、ちっともクラピアで覆われず雑草がたくさん生えています。
5・長期間雨などで水没すると死んでしまう
クラピアは乾燥には強いですが、蒸れとか水没には弱いという気がします。
秋の台風シーズンの時にクラピアが何日も水没するということがあり、気が付いたらその部分はランナーだけになっていました。(翌年の春から周りのクラピアが覆ってくれましたが)
↓クラピアを植えつける時に地面を平らにする作業を失敗するとこうなります。
クラピアk7を庭のグランドカバーにしたメリット
続いて、クラピアのメリットです。
1・とにかく管理が楽
大がかりな手間は、梅雨前と台風シーズン前の夏終わりに年2回全体を刈ること。
小さな手間は、お隣や花壇などの境目に侵入していきそうなクラピアを気が付いた時に切ること、気が向いたときに目立つ雑草を取ること(それぞれ月1~3回くらい。冬は私はやらない)くらいです。
雑草生え放題の時の庭に比べたら、その手間など本当かわいいもの・・・。
クラピアは横に這うように伸びるので、放っておいてもそこまで景観を損なわず、そこそこを保ってくれます。クラピアの販売元では全体の刈込みは年1回でいいと言っているくらい。
クラピアは特に夏によく伸びるので6月から9月くらいの間はちょこちょこ侵入しそうなランナーをハサミで切る必要が出てきます。
伸びたばかりのランナーはそんなに深く根が張っておらず持ち上げるとぺりぺりぺりっと剥がれるので、そこをチョキン、と切ります。
雑草はところどころに生えてくるので、私はクラピアと色が明らかに違うものとか、明らかに景観を損なうものを気が付いた時に抜いていました。
↓
↓おすすめの刈り込み機などはこちらの記事で紹介しています。
2・土を覆うスピードが速い 子供が穴開けてもなんのその
まず、植えはじめは1㎡あたりにクラピア4株植えると3か月で全体を覆うので、早く緑の庭が完成します。
この驚異的な成長のスピードにより植えた後に早く庭を完成させることができるし、
さらにクラピアがもし病気になったりしても、芝ほど気にせずにごっそり取り去ることができるのもメリットです。
我が家は2歳と4歳の男児が庭でガンガン土遊びをするので、クラピアの上に土をかぶせたりクラピアをちぎったりしてしまっても、しばらく経てばクラピアが覆ってくれるのです。
子供が遊ぶための庭&菜園のための庭だったので、これくらいの強さとアバウトさが合っていました。
3・クラピアの上を裸足で歩くときもちいい!
芝がチクチクするのに比べて、クラピアは葉が柔らかいので子供はほとんど裸足でお庭に出ます。
特に2歳の小さい子は、大人に靴を履かせてもらうなどの煩わしさがなくてサッと出れるのがいいようです。足の裏もそこまで汚れないし(土遊びしたら泥ッドロですが)、お庭率高いです。
4・クラピアk7は花が少ないのでミツバチがそこまで来ない&花が枯れても見栄えが悪くならない
クラピアは年々品種改良されていて、S1,S2,k5は花が一面に咲くのですが、k7は花の数が少ないのが特徴の一つです。
花の何が問題かというと、ミツバチなどの虫が来ること、花が枯れた後に茶色くなってしまうので見栄えが良くないということがあります。
k7は他の品種に比べて花の数がとても少なく、しかも花の背が低いので枯れても目立ちにくくなっています。
ミツバチは、うちのお庭の開花最盛期に1~2匹がかなりの確率でいるという感じです。これでも他の品種よりは少ないのです。
↓クラピアK7と、その他クラピア品種の花の特徴をまとめた記事はこちらです。
↓クラピアに来る虫についての記事も併せてどうぞ
5・クラピアは種をつけないので、意図しないところで勝手に広がらない
クラピアは品種改良されているので種ができません。なので、種が飛んでご近所のお庭に勝手に広がってしまうようなことがなく、安心です。
あくまでランナーが伸びて広がっていくので、クラピアを生やしたい場所を自分でコントロールできます。
6・クラピアを菜園の土に這わせることでいい効果があるのでは(仮説)
これはまだ実験中なのですが、家庭菜園の土の上にクラピアを這わせて乾燥を防いだり根で土を柔らかくさせたりできないかなと思っています。
ヒントは作物と雑草を共存させる「自然農法」のやり方です。畑に生えた雑草をそのままにすることで、土の表面を草で覆って乾燥を防いだり根で土を柔らかくさせたりというような効果をねらうのですが、クラピアもそういう役割果たすような気がしたのです。
最初に作った菜園では、クラピアが侵入しないように菜園の周りに15㎝くらいの木の柵を作りました。それで侵入してくることもなく特に問題はなかったのですが、逆に畑の土の上をクラピアが覆った方が土も乾燥せずにいいのではないかな?と思いついたのです。
現在菜園は最初より増えて計3つ。その内2つは水はけをよくするために畝として土を盛り上げただけで柵はつけませんでした。この実験結果はまたお知らせします。
以上クラピアk7のメリット・デメリットを包み隠さずお伝えしました。
色々ありますが、私はクラピアk7でとても満足しています。
というか、消去法でも私には結局クラピアk7しかなかったと思っています。
[裏話]クラピアK7をケチって少なく購入→普通に広がった!
そんなクラピアですが結構お高い!
公式には1㎡にクラピア4鉢を推奨しているので、もし20㎡の場所に植えようとすると80鉢!大体45,000円くらいします!
無理無理無理無理…
というわけで、私は予算の関係で1㎡2鉢くらいの割合で購入しました。半分です。
3か月くらい後には、外側にやや土部分を残したものの大体庭を覆ってくれました!
植え方にコツがあり、庭の日当たりのいいところに集中して植えました。
もし節約する場合は、満遍なく植えるよりもその方が結果的に早く広がるようです。雑草の管理もその方が楽です。肥料は必須です。
クラピアk7はネット販売のみになっていて、大体1鉢550円~700円くらいで売られています。鉢数が多いほどに割安なことが多いです。(鉢数が少ないと肥料などを合わせて売っていたりします。)
※私は楽天のミドリスというお店で40鉢+肥料(別途)を購入しました。
ミドリスはクラピアの「植え方」と「育て方」のマニュアルを事前に届けてもらえるのがよかったです。苗もとても元気ないい苗でした!
●クラピアk7 40鉢はこちら↓
●その他の鉢数のクラピアk7はこちら↓
クラピア K7 10鉢 肥料2種付き(ミドリス)
クラピア K7 20鉢 肥料2種付き(ミドリス)
クラピア K7 24鉢 肥料・有機石灰付き(日光種苗)
私はクラピアk7に加えて肥料「有機一発」も同時に買いました。(クラピアを植える時に元肥として入れると、クラピアの成長が早いです)
有機一発 (お試し小分け用) 100g×3袋(300g) 激安 クラピア K7 K5 S2 S1 肥料 有機肥料 グランドカバー 送料無料
↓[参考]クラピアの肥料あり・なしの違い
肥料「有機一発」はクラピア1鉢あたり6g(ペットボトルのキャップ1杯分)使います。
※ちなみに、ミドリスでクラピア40株を購入後にレビューしてもらえる肥料は、クラピア到着後でないともらえないので注意。(植えた後で追肥として使えます)
以上、クラピア k7で庭が生まれ変わった我が家のお話でした。
この記事がクラピアの検討をされている方のお役に立てたら幸いです。
次回は実際にクラピアを植えます!
お庭を整地した時の話↓
購入して植えるまでの話↓
ついに念願叶って「クラピア庭で水遊び&プール」した話↓