こんにちはミズです!
クラピアを植えて2年目にクラピアが厄介な病気になってしまいました。
対処を間違えると範囲が広がり、5年以上被害を繰り返えすという・・。
早期発見で対処をしたので今のところ大事には至ってませんが、とにかくクラピアの病気には予防が大事ということを実感した事件でした。
今回はその時のことをまとめます。
クラピアが病気になった!
それは突然のことでした
時は6月中頃。梅雨入りして間もない時期のことです。
クラピアが突然、一部分枯れていることに気づきました。
これがその時の写真です。

↓ん!?と驚いて近づいて見てみると

白いカビのようなものがあることが分かります。
ついこの前まで普通の緑が生い茂っていた部分だったので驚きました。
そしてこれは、クラピアを購入時に色々勉強した時に目にしたアイツか・・と心当たりがありました。
クラピアの病気は「白絹病(しらきぬびょう)」
白絹病とは
白絹病は、白いカビが土壌で繁殖して感染する伝染病です。
発生すると植物の根元やその周辺が白い糸で覆われたようになり、植物が柔らかくなって腐敗してそのまま立ち枯れてしまう病気です。
しかも、病状が進むと菌が土壌で5年以上生存して繰り返し被害を発生させるそうです。
ネットでも、クラピアが白絹病になったというのをいくつか読んだことがありました。
クラピアに起こりがちな病気のようです。
クラピア以外にも、様々な野菜や草花に起こる病気です。
病気が進むと白→茶色のつぶつぶ発生
はじめは、植物の地表面などに絹糸状の白いカビが発生。
その後は銀白色ののちに茶褐色の丸いつぶつぶ(菌核)となりたくさんできます。
この菌核となったものはとても強く、冬を越して次の年も伝染源となるそうです。

画像引用:ソーラーサポートセンター
菌核ができてしまうと土に5年以上残る
この茶色いつぶつぶ(菌核)ができてしまうと土壌中で5~6年間生きるので、同じ場所で繰り返し発生するそうです。
ちなみにうちのクラピアは、まだ丸いつぶつぶが出る前の段階での発見でした。
菜園でもいろいろな野菜に起こりがちな病気らしく、なかなかの厄介者です。
クラピアの病気「白絹病」の原因
気温25度以上&多湿で発生する
6月~9月の25度以上で発生して、30度くらいの高温多湿で活発になります。
水はけの悪い土や風通しの悪いところに起こりやすいそうです。
クラピアはランナーが重なるし、さらに葉が丸い形なので刈り込みが足りないと密集しやすく風通しが悪くなりがちです。そこに梅雨が重なると条件がそろってしまうのですね。
うちの場合は、まだ2年目なのでランナーはさほど重なっていなかったのですが、
クラピアの上にテーブルを置きっぱなしにしていたことで、脚とクラピアの接着面の通気性が悪くて病気になったのではないかと思っています。
クラピアの病気「白絹病」の対策
白絹病は薬剤などもありますが治るわけではないので、とにかく物理的に取り除く方が確実です。
やることは
①感染したクラピアを取り除く
②地表から5センチ以上の深さの土を除去する、又は消毒する
です。
まずは感染した葉を取り除く
まず最初にすることは、感染したクラピアの除去です。
・被害部分より二回りほど大きめに取り除く
・他の葉に触れたり、足で踏んづけたりして他のところに感染しないよう気を付ける
・取り除いたクラピアはゴミへ出すか燃やす
私は被害部分よりも2回りほど大きめの位置にスコップをザッザッと刺し込み、被害部分と健康なクラピアの茎を断ち切ってから、そうっと集めてゴミへ出しました。
次に、土の菌も除去していきます。
パターンは以下4つです。
方法1 新しい土と入れ替える
菌核は地表から5cmほどの表層にしかいないので、そこを取り去って新しい土を入れます。
取り除いた土は黒いビニール袋に入れて少し湿らせ、太陽の光にしばらく当てて日光消毒するなどします。
私は病気になった場所の地表から念のため10cmくらいの深さまで掘って、空いた穴に培養土をいれました。
Befour
After

方法2 黒マルチをして土を太陽光で消毒する
クラピアを取り除いた後、病気部分の土を少し湿らせ、黒いビニールなどで覆い(畑でよく見かけるマルチングの要領です)、強い直射日光に当てて消毒する方法です。白絹病の菌は49度以上で10分以上さらすと死滅するそうです。土を掘り起こす手間がないので一番楽な方法です。
私の場合病気になったのが梅雨だったので直射日光に期待ができず、取り急ぎ病気の土を取り除いて黒ビニール袋に入れるという方法(方法1)でやりました。
方法3 熱湯をかける
土に直接熱湯をかけることでもある程度被害を拡大を防げるそうです。
ただし土の中にいる他の好気性菌も死滅してしまうので注意が必要です。
方法4 土を天地返しする
感染した表面の土を地中深くに埋めてしまう方法です。
白絹病は、地中深くの酵素がないところでは生きられないそうです。
なので土を掘り、表層の感染した土と深くの土を入れ替えることで菌の繁殖を抑えます。
ただ、どれくらい耕せばいいのかを調べたところ、
土の深さ40~60cmと曖昧で分からなかったうえ、60cmも掘れない!ので私はこの方法はやりませんでした。
クラピアが病気にならないための予防は「刈り込み」
とにかく刈り込みをして、風通しを良くしておくことが一番です。
刈り込みをしておくことで、病気も予防できるし虫も最低限に抑えられます。
また、水はけの悪い土壌などが原因といういこともあるので、まだクラピアを植えていない方は植える前の土壌改善も重要です。
クラピアは病気部分を取り除いても、やがて再生して地面を覆う!
白絹病でクラピアをごっそり取り除いたので、その部分だけぽっかり土になってしまいましたが、クラピアは放っておけばまた地面を覆ってくれます。
やり直しが効くというのは、本当にクラピアの利点だと思います。
クラピアの病気で反省したこと
今回のことでクラピアの刈り込みの大切さを身をもって知りました。
白絹病は秋口までは発生する可能性がある病気なので、梅雨が終わったらすぐに刈り込みをすることにします。
来年は、梅雨の前にもすることにします。
白絹病のその後はまたこちらの記事で追記していきますね。
最後に
植物を扱っていれば、いろいろなトラブルは付き物です。
クラピアはメンテナンスフリーではありませんし、今回のようなことも起きますが総合的にみてとても楽で付き合いやすいグランドカバーだと思います。
今後も上手に付き合っていきたいです。
さあ、もうすぐ梅雨明けですね!
クラピアはかわいいお花も咲きます。
お花が好きな方にお勧めなクラピア品種など、お花に焦点を当てた記事もあわせてご覧ください!↓
