こんにちは、ミズです!
雑草で生い茂ったお庭を、グリーンのきれいな庭にするべく立ち上がった私が、クラピアを植えた時の実録です。
今回はクラピアを植える前の下準備「庭の整地」編をお送りします。
最初に言ってしまいますが、クラピアを植える前に雑草抜いたり耕したりする下準備が一番大変でした。超大変!
しかも整地の段階で地面に凹凸を残してしまったために、水没して一部分のクラピアがお亡くなりになるという失敗もありました。
現在クラピア庭が出来上がってみると、植える前の下準備がとても大切だったということをひしひしと感じています。下準備は手を抜かずに!植えてからのやり直しはそれこそ悲惨です。
この記事では、もっとこうすれば楽だった・上手くいったという反省も交えてお伝えしますので、ぜひこれからクラピアを植える方の参考にしていただければ幸いです。
↓※我が家のクラピア庭の完成形はこちら!
「クラピアk7」のメリット・デメリットなどもこちらの記事にまとめましたのであわせてご覧ください。
クラピアを植える時期は梅雨がベスト!整地はそれまでに終わらせて。
クラピアを植える適期は4~9月で、さらに最適期は6~8月となっています。梅雨時の植物がすくすく育つ時期にクラピアを植えると、やはりクラピアも成長がいいです。
なので、庭の整地は逆算してそこまでに終えるようにしてください。
クラピアを植えるのに適した土壌とは?
クラピアは条件が整えば力強く広がります。
まず日が当たるということは前提条件!(日が当たらないと全然広がりません)
そして土の種類も大事です。うちの庭は普通土のところではクラピアはよく茂っていますが、一部砂に近いような土の部分はクラピアがなかなか広がりません。
クラピアに適した土壌は以下の引用を参照にしてください。
[土壌づくり]
普通土が望ましいです。粘性土、建設残土等が混入している土壌での植栽は、土壌改良及び客土入替えが必要となります。
真砂土などの砂質土は、肥料持ち、水持ちが悪いので、土壌改良してください。
硬い土壌の場合は、耕転し、根の侵入を容易にしてください。引用:出光テクノマルシェ
クラピアの植え方 下準備「整地」
土壌について知った上で、次は整地です。
私がお庭にクラピアを植える前に行ったのは、以下の4ステップです。
- 雑草をすべて抜く
- 土を耕して柔らかくする→同時に地中の根や大きな石を取り除く
- ふるいにかけて表面の小石を取り除く(芝刈り機の石はね対策&裸足で歩けるように)
- 土を平らにする
※土壌改良をする場合は、②の後でやります。
この中で大変だったのは②と③です。
ただ②の「土を耕す」は場合によっては省略できます。
土がそこまで固くないのなら絶対条件ではないです。(やった方がベター)
では順番に説明します!
※「作業に掛かる時間」は25㎡の庭を本腰入れてやった場合の目安です。
①「除草」 雑草をすべて抜く
作業に掛かる時間:2~3日以上(1~2時間/1日の作業として)
まずは雑草を抜きます。
これは小道具を使ったので、唯一楽しくできた作業でした!
最初は手作業で引っこ抜いていたのですが、大変だったので途中からクルポンというのを使いました。
雑草の根元目掛けて針を差し込んで、くるっと回して引っこ抜くというものです。
立ったままでできるというのはかなり快適です。そして雑草が根元からザクッと取れるのが快感!!ついつい時間が経つのを忘れて夢中になりました。
デメリットは、抜いた雑草の根にたくさん土がついてそれを払うのが面倒ということと、地面に結構な穴が空くことです。
(うちの地域では“抜いた草は土を取り除いてからゴミに出す”という決まりがあったのでこの土を払う作業が地味に大変でした。)
地面に穴が開くのでクラピアが広がった後には使えないですが、広がる前の雑草対策に役立ちました。
●こうすればもっと楽!「除草剤と草刈機を使う」
雑草が生い茂っているお庭であれば「茎葉処理型」タイプの除草剤(成分を葉や茎から吸収して根のみに効く。成分が土に残らない)を撒き、枯れたら一気に草刈り機で刈り取ると楽に雑草を除草できます。
土に成分が残らないので除草後すぐにクラピアを植えられるし、草刈り機はクラピア成長後にどのみち使うものです。(私はリンク先のハンディタイプを買いました。狭いお庭ならこれで十分。)
さらに除草剤で地中の雑草の根が死ぬので、庭の土がそこまで固くなければ全体の耕起をせず、クラピアを植える穴だけを大きめに掘ってその部分だけ土を柔らかくするだけでいいかもしれません。
除草剤は菜園などで使用NGの「非農耕地用」と、菜園などでも使用OK(作物指定あり)の「農耕地用」とで分かれているので注意してください。
○家庭菜園等が無い庭の場合「非農耕地用」はこちらの除草剤↓
日産化学 ラウンドアップマックスロードAL2(そのまま使えるシャワータイプ)(除草剤) 速効タイプ[第23790号](植栽地を除く樹木等)雑草茎葉散布 2L
○家庭菜園にも使用したい場合「農耕地用」はこちらの除草剤↓
大成農材 サンフーロン 500ml
※サンフーロンを菜園で使う場合の適用作物と使用方法についての詳細はこちら
○除草剤って・・大丈夫?
これらの除草剤はグリホサート系というのですが、日本では問題ないとされ広く使用されています。ただ、世界では最近その危険性が色々言われているのも事実です。
うちは家庭菜園を作る予定だったということもあり、心配で除草剤は使いませんでした。とはいえ、お庭がとても広いとか、重労働が難しい方などご家庭で様々な事情があると思いますので参考になさってください。
※ちなみに、クラピアが広がったあとはこれらの除草剤は使えません!クラピアも雑草と共に枯れます。
②土を耕して柔らかくする→地中の根や大きな石を取り除く
作業に掛かる時間:7日以上(1~2時間/1日の作業として※剣先スコップでやった場合)
さあ、この作業が大変です。
クラピアの公式ページでは、土が固まっている場合には15㎝程耕起するべしと言っています。なので固くなければ必須ではないのですが、できるのならぜひやった方がよいです。クラピアも生き生きと広がるし、地中にある雑草の根を断つこともできます。
作業の流れは
土を全体的に掘り起こす
↓
土の塊をたたいて砕きほぐす
↓
ほぐしながら根っこや石などを除去する(石は地中に埋めても可)
です。
私はこの土起こしだけのために道具を買いたくない!とケチって剣先スコップ一本でやり切ってしまいました。本当に辛かった。
言います。
土起こしのためだけでも道具は買うべし
もう一度言います。
土起こしのためだけでも道具は買うべし
です。
メルカリなどで安く手に入れるでもよし、普通に購入してメルカリで売るでもよし
とにかくこれらの作業は絶対に道具を工夫したほうがいいです!
庭の土が粘土質なのか、普通土か、砂土なのかによって適した道具も違いますし
掘り起こす道具と土の塊を砕く道具を使い分けるなど、道具を組み合わせて工夫するといいです。
●こうすればもっと楽!耕起は土質に合わせ道具を工夫すべし
○カチカチの固い土にメスを入れる「つるはし」
カチッカチに土が固まってしまっているお庭の場合は「つるはし」で掘り起こしを。コンクリートを打ち砕く時にも使われるくらいだから、すごく固い土にはこれしかない。ただ、耕した土をさらに砕いたり根や石を除去する時には備中鍬などと併用したり、ツルハシと平らな鍬が前後についている「バチヅル」を使用するのをお勧めします。
バチヅル 2.5k 900mm柄付き ツルハシ 送料無料 掘り起こし 粉砕作業
○固め~普通土の掘り起し&土砕き「備中鍬(びっちゅうぐわ)」
備中鍬はまさに土起こしをしたり、土を砕いたりといった作業に向いている道具です。フォークのような形をしているので、水を多く含んだ粘土質な土を耕しても土がくっつきにくいので作業がしやすいです。また土の中の石や根っこをかき集める時も便利。掘り起こす土が固いほどに刃が重いものを選ぶと耕すのが楽です。
3本鍬 備中鍬 柄の長さ約900㎜)
○普通土~柔らかめの土ならテコの原理で楽々「土起こし器」
土が柔らかければ掘り起しはスコップでも鍬(すき)でもいいのですが「土起こし器」が楽。鍬(くわ)のように振りかぶらなくても、身体をまっすぐにしたままテコの原理で土起こしができます(固い土は爪が曲がるので注意)。掘り起こしたあとは備中鍬で土を砕くと一番効率的です。
○これが最も楽!耕運機をレンタル!
農機具宅配レンタルの「アグリズ」では小型クラス最強のHONDAミニ耕運機をレンタルすることができます(→詳細はこちら)。9350円~(配送料・税込み)と下手に器具をそろえるよりも安くなる可能性があります。お庭が広い方や、重労働がきつい方は検討してみてください
○いろんな道具は買いたくない!家庭菜園でも重宝する一本「鍬ショベル」
お庭がそこまで広くなくて、一度にたくさん掘り起こせなくても大丈夫という人は掘り起しにも土砕きにも使える「鍬(くわ)ショベル」をおススメします。
頭部幅18㎝とコンパクトですが、切れ味が良くて土起こしもしやすいです。
家庭菜園でも鍬の代わりとして土を混ぜたり、畝立てをしたり(先端が少しカーブしているのでコツが必要ですが)と幅広く役に立ちます。
4198 金象 土切りしやすい鋤ショベル 全長:970mm・頭部先幅:180mm
③ふるいにかけて小石を取り除く(芝刈り機の石はね対策&裸足で歩けるように)
作業に掛かる時間:3日以上(1~2時間/1日の作業として)
土の表面をスコップですくってふるいにかけて石を取り除きます。後々伸びたクラピアを草刈機で刈る時、小石が当たると勢いよく跳ねたり、刃がかけたりなど危険なのです。
また、小さい子がいたりしてお庭を裸足で歩く時も石がないほうが安心です。
やり始めると、こんなに石でる!?ってくらい大量に出ます。(うちは25㎡で最終的にバケツに10杯は出ました。うちの地域は石はゴミとして出すことができないので、処理に困りました。結局庭の隅に敷き詰めましたが・・)
●こうすればもっと楽!ふるいは目の粗いものを!
ふるいはとにかく目の粗いものを使うこと。目が細かいものでやると永遠に小石が取れ、ふるいに土がたまって作業が止まります。
④全体に軽く圧をかけてから、土を平らにする
作業に掛かる時間:1~2時間
耕してフワッとしてる土の上を歩き回り、踏みつけて軽く圧をかけてから、トンボなどで平らにします。トンボよりも、ある程度長めの角材を使った方が地面の凹凸が分かりやすくて、しっかり均すことができると思います。
全体的に勾配を付けて、雨が流れるようにすることもポイントです。
うちは小さい庭だったのでトンボなどは使わず、たまたまあった幅50㎝×高さ10㎝くらいの木の板で地面をなでるようにして平らにしたのですが・・
一部凹んだ部分に気づかずに、クラピアが広がったあとでそこに雨が何日かたまることが続いたため、枯れさせてしまいました。
平らにする作業は後から考えたら結構大事な作業でした。
というわけで、以上がクラピアを植える前の下準備「整地」編でした。
次回はいよいよクラピアを注文し、植えていきます!